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要求仕様書(Lastenheft)

プロジェクトや製品が何をなぜ達成すべきかを定める、発注者が作成する文書で、理想的には検証可能かつ測定可能な要求事項として記述される。

ドイツ語でLastenheftと呼ばれる要求仕様書は、プロジェクトを発注する前に発注者が作成する。これは、製品・システム・サービスが何をどのような目的で実現すべきかを、利用者の視点から記述するものである。技術的な実現方法、つまり「どのように」の部分は、サプライヤーが提案できるようあえて未定のままにしておく。

プロジェクトの流れの中で、要求仕様書は入札の基礎となる。サプライヤーはこれをもとに見積もりを算出し、すべての入札者が同じ要求事項に対して回答するため、発注者は提案を客観的に比較できる。しっかりした要求仕様書がなければ、提案の範囲がばらつき、比較が難しくなる。

目的を果たすためには、要求事項はできるだけ具体的で測定可能であるべきで、あいまいな意図表明ではなく、数値、公差、検証可能な基準として表現することが望ましい。曖昧または不完全な要求仕様書は、後になって誤解、変更要求、合意した範囲をめぐる争いを引き起こしがちである。

実践例

ある工房が新しい塗装ラインを調達しようとしており、要求仕様書に以下を記載した。時間あたり最低40個のスループット、3分未満の色替え時間、既存のERPシステムとの統合、現行の排出基準への準拠。これをもとに、3社の設備メーカーが比較可能な見積もりを提出した。

Leanshiftの活用方法

精緻な要求仕様書を作ること自体が、一種のプロセスの仕事である。投資する前に自らのニーズを明確に考え抜くことを強いるからだ。始める前に要求事項を明確にするというこの習慣は、プロセスと組織を継続的に改善していく取り組みの一部でもある。

よくある質問

要求仕様書は誰が作成するのか?

発注者である。発注者だけが自らのニーズと目標を完全に把握しているためだ。

機能仕様書とはどう違うのか?

要求仕様書は発注者の視点から「何を」「なぜ」を扱い、機能仕様書はサプライヤーの視点から「どのように」を答える。

要求仕様書は法的拘束力を持つのか?

それ自体は独立した契約ではないものの、通常は範囲を記述する添付書類として契約の一部となる。